IBJの特徴と直営店や加盟店で婚活するメリット

IBJは多数の結婚相談所が加盟する日本最大級の結婚相談所の連盟組織です。
何が日本最大級でどんな実績があるか、そしてIBJ直営や加盟のおすすめの結婚相談所も紹介します。

IBJ（旧：日本結婚相談所連盟）は結婚相談所の連盟組織

IBJとは、結婚相談所の連盟組織としては日本最大級の結婚相談所プラットフォームです。

英語表記であるIT Bridal network of Japanの頭文字が名前の由来となっています。

2023年までは日本結婚相談所連盟という名称でしたが、現在この名称は廃止されています。

結婚相談所は、結婚相手を探す会員に対して自社の会員を紹介しますが、規模が大きくない結婚相談所は紹介できる会員数にも限りがあり、紹介が難しくなります。

そこで、連盟組織に加盟することにより、加盟店で作るネットワークの中で会員データの共有が可能になり、紹介できる会員を増やすことができます。

連盟組織は全国に大小様々ありますが、IBJは会員数と加盟店数の2点において日本最大級といわれています。

IBJの会員数

IBJの会員数は年々増加しており、会員数は2024年2月時点で87,144名です。
引用：結婚相談所の連盟とは | IBJ

連盟組織のなかには、複数の連盟組織と提携して会員情報を共有しているところもあります。

そのような場合、掲げられている会員数は提携している連盟組織との合計数であることがほとんどです。

連盟組織単独の会員数は合計数よりも大幅に少ないことも珍しくありません。

これに対し、IBJは単独の会員数を公表しています。

単独で87,000人超の会員を擁する連盟組織は他にはなく、これが日本最大級といわれる理由の一つです。

IBJの加盟店数

IBJに加盟している結婚相談所は4,194社にのぼります。
加盟店は現在も増加し続けており、IBJの中期経営計画では2027年に加盟店数7,000社を目指すと発表されています。

加盟店数を非公開としている連盟組織もありますが、公開している連盟組織でも加盟店数は多くて2,000社前後です。

4,194社加盟のIBJが大きい連盟組織であり、多くの結婚相談所が加盟しているということが分かります。

加盟結婚相談所が増加している理由はお見合い成立と信頼性

なぜこれほどにIBJが日本最大級の連盟組織になったのか、その理由はお見合い成立のしやすさです。

結婚相談所は、会員をお見合いと成婚につなげるという目的があります。

会員が多ければマッチングのチャンスも増え、お見合いの成立も増えます。

新規開業の結婚相談所の多くは、その機会をより増やすために会員数や加盟店数の多い連盟組織に加盟したいと考え、規模の大きいIBJに加盟しています。

結婚相談所向けの研修やサポート体制が充実しており、新規開業者が安心できるという点も評価されています。

また、IBJは結婚相談所の連盟組織で唯一東証プライムに上場しており、証券コードは6071です。

上場の際には厳密な審査が必要であるため、信頼性が高いと考えられていることも加盟結婚相談所が増えている理由の一つです。

IBJ全体の成婚率は非公表

IBJは毎年、IBJ内の成婚状況や傾向をまとめた成婚白書というレポートを公表していますが、成婚率に関してはこの成婚白書にも掲載されていません。

IBJの2023年の成婚者数は13,516名で、1万人を超えています。

成婚白書では、その1万人超の成婚者データを元に、性別、地域、年収、職業、更には飲酒や喫煙といった嗜好などの要素から分析した成婚のしやすさを数値化して公表しています。

例えば、1つの要素だけでなく、学歴と年齢、性別といった3つの要素から成婚しやすさを分析したのがこちらの画像とレポートです。

画像引用:2022年度版成婚白書株式会社IBJ

学歴が上がるほど成婚しやすくなり、大卒以上で 100％を超え、院卒が最も成婚しやすいことが分かる。40 歳以下は「大卒・院卒」以外も 100％を超えるが、40 歳以上は「大卒」以上で 100％を上回ることから、若い世代は学歴を重視する傾向が低いと言える。しかし、構成比として大卒・院卒が 8 割を占めており、構成割合に左右されやすいことから断定は難しい。また、大卒以上であっても 45 歳以上からは 100％を下回る。

引用:2022年度版成婚白書株式会社IBJ

このように、全体の成婚率よりも更に掘り下げた成婚者に関する分析結果は、より現実的で身近に感じるものであり、成婚率よりも具体的であるといえます。

IBJは成婚率という一つの指標ではなく、分析によって得たより詳しいデータを連盟組織として公表しているということです。

ただし、IBJの直営結婚相談所であるIBJメンバーズについては、2022年1月～6月の成婚率を54.5％と公表しています。

※IBJメンバーズの成婚率算出方法：成婚退会者÷全退会者

成婚率は結婚相談所によって数値や算出方法が大きく異なります。こちらのページもあわせて参考にしてください。

結婚相談所の成婚率が10％と言われる理由と知っておきたい成婚率のこと - 東京恵比寿・銀座の結婚相談所ハッピーカムカム| ご成婚率51.4％!(2023年度実績)

IBJで婚活することのメリット

IBJ以外にも連盟組織が存在しますが、IBJの直営店や加盟店を選んで婚活することのメリットは下記のとおりです。

会員数が多く成婚につながりやすい

自分と合うお相手は、探す対象が多ければ多いほど、見つかる可能性が高まります。

IBJは単独で87,000人超の会員がいるため、お見合い成立になる確率も回数も増え、婚活がスムーズに進みやすくなります。

また、毎月約4,100人の新規入会者がいるため、会員の顔ぶれが常に全員同じということはありません。

お見合い件数は公表されていても10,000件に満たない連盟組織が多いなか、IBJのお見合い成立件数は月間61,420件と群を抜いています。

IBJは年間1万人超の会員が成婚していますので、会員が多いことからお見合いの機会が増え、成婚に至る人が多くいる、という実績がメリットです。
　

組織が大きく結婚相談所へのサポートが充実している

IBJは、加盟店に対して研修やサポートを実施しています。

コンプライアンスやIBJのルールといった遵守すべきものをはじめ、先輩仲人からのアドバイス、スキルの向上を目的としたものなど、月に25本の研修を行っています。

常に新しい情報を取り入れることができるため、結婚相談所も日頃の運営に活かすことができます。

他社を超えようと加盟店それぞれがスキルアップに励んでいる

IBJは加盟店が4,194社あり、各社が切磋琢磨することによりサービスが向上するという良い効果が生まれます。

同じ連盟の加盟店ということで横のつながりもあり情報交換も盛んに行われますが、良きライバルでもあります。

ライバルよりも更に良いサービスを提供できるよう趣向を凝らしていますので、結婚相談所それぞれの特色が濃いという特徴があります。

会員へのサポートは婚約まで続く

IBJは成婚の定義を婚約にしているため、真剣交際の後の婚約までサポートしています。

結婚相談所によっては、成婚の定義を交際時点にしているところもあり、サービス内容としてのサポートは交際まで、ということもあります。

この場合、真剣交際やプロポーズを待たずに成婚退会になってしまうため、万が一うまくいかなくなってしまったら結婚相談所に入会し直しになってしまう可能性があります。

プロポーズという正念場にこそサポートが欲しいものであり、成婚主義として婚約までフルサポートしているIBJの方針は会員のメリットとなります。

IBJ加盟店の料金

IBJの加盟店はプランも料金体系も様々で、加盟店によって高いところも安いところもあります。

一例としてハッピーカムカムの料金プランを紹介します。

ハッピーカムカムの料金プラン（税込）

入会金	88,000円
お見合い料	11,000円
月会費	16,500円
ご成婚料	242,000円

※初回のみ別途登録料　33,000円

ハッピーカムカムは業界相場から2〜3割程度料金が高い結婚相談所ですが、月会費には活動サポート費用が全て含まれています。

月会費に含まれるもの

お見合いお申し込み費用（無制限）
システム利用料
アドバイザーカウンセリング費用
コンシェルジュ利用料

これらのサービスをフル活用して短期間で成婚することができれば、料金が安い結婚相談所で長く婚活を続けるよりも安くなることもあります。

料金の高い安いで判断するのではなく、内容にも目を向けてどういったサービスが料金に含まれているのかを知り、総合的に判断することが大切です。

まとめ

IBJは結婚相談所の連盟組織であり、連盟組織で唯一東証プライムに上場しています。

2023年までは日本結婚相談所連盟という名称でしたが、現在この名称は廃止されています。

公表されている会員数はIBJ単体のもので、会員の多さからお見合い成立数や成婚数も多く、サポートは婚約時まで続きます。

IBJ加盟店はそれぞれ料金体系が異なるため、入会を検討する際は内容やサービスに目を向けて総合的に判断することが大切です。