結婚相談所における成婚料とは、結婚相談所を通して結婚相手が見つかり退会するときに支払う費用です。どの程度支払うのか、またいつ支払うのかは結婚相談所によって異なります。
また、相談所によっては成婚料が不要なところもあり、成婚料の有無で相談所の特徴に違いがあります。
自分の活動の仕方に合うところを選ぶために、成婚料について、また有無によるそれぞれの特徴についてみていきましょう。
結婚相談所でかかる成婚料
成婚料とは、結婚相談所ごとに決められた成婚の条件に当てはまったときに支払わなければいけない成功報酬のことです。
以下では、成婚の定めと相場、誰が支払いをするかについてそれぞれ詳しく解説します。
成婚の定義
成婚の定めは結婚相談所ごとで異なりますが、一般的には結婚相手と入籍したときではなく、結婚相手が見つかって退会するときに支払う費用のことを指すことが多いでしょう。
どちらかがプロポーズしてそれを了承したタイミングで成婚とするところもあれば、お互いが結婚を視野に入れて交際し続けると決めたことを相談所に報告したことを成婚とするところもあります。また、お互いの両親に相手を紹介した時点で成婚とし、退会の手続きを行うところもあります。
まだお互いに結婚の意志が固まっていなくても婚前交渉や、泊まりでデートをした場合に発生するところもあり、相談所が定める条件に当てはまった場合には、結婚するつもりがなくても成婚料を支払わなければいけません。
結婚相談所では、結婚相手が見つかって退会することを「成婚退会」と言い、多くの相談所ではこのタイミングで費用を支払います。そのため、結婚相手が見つからずに退会するときは原則支払う必要はありません。
ただし、上述のとおり成婚退会前に支払いするところもあり、支払いのタイミングは結婚相談所によってさまざまです。
また、結婚相談所を通じて結婚相手が見つかった場合だけでなく、それ以外の場所で出会ったとしても相手が見つかって退会するときに費用を支払わなければならないところもありますので、事前に確認しておきましょう。
成婚の定義は結婚相談所によって異なるので、トラブルに発展しないためにも事前に確認しておき、金額や条件に納得したうえで支払いましょう。
成婚料の相場
成婚料の相場は、5万円から30万円程度と大きく差があります。なかには成婚料が不要なところや、男性と女性で金額が異なるところもあります。
成婚料が不要であったり、男女で金額に差があったりするのは、相談所ごとに費用の設定が異なるためです。
結婚相談所によって、入会費や月会費は安くても成婚料は高いところや、入会費と月会費は高いけれど成婚料は安いところなど設定はざまざまです。
結婚相談所を選ぶ際には、自分の活動のしやすさや、サポート内容などから納得のいく費用設定のところを選びましょう。費用を抑えたいからといって料金面だけで選ぶと活動の仕方やサポート体制に不満を感じてしまうこともあります。
成婚料は誰が払う?
以前は女性側の成婚料が設定されていないところもありましたが、現在では男性も女性もそれぞれが自分の成婚料を支払うのが一般的です。
男性によっては、女性の費用を負担する人もおり、その場合男性のプロフィールに「結婚相手の女性の成婚料も負担します」と書くケースもあります。
しかし、あくまで男性が希望する場合のみであって、基本的には自分の成婚料は自分で支払います。
結婚相談所は成婚料の有無で特徴が変わる
成婚料のある結婚相談所は、成婚料が会社の利益となるため、会員が少しでも早く相手が見つかるようにさまざまなサポートを行うのが一般的です。
一方で、成婚料のないところは、結婚に結びつくことではなく相手探しの活動に重きをおいているため、結びつくためのサポートが不十分な場合や、サポートを受けるためには別途料金を支払わなければならない場合があります。
以下では、成婚料が必要なところと不要なところの特徴について、それぞれ詳しくみていきましょう。
成婚料がかかる結婚相談所の特徴
成婚料がかかる結婚相談所は仲人型が多く、3つの特徴があります。それぞれの特徴について詳しく解説します。
結婚に対して真剣な人が集まりやすい
結婚相談所を利用する方のなかには、なるべくお金をかけずに相手を見つけたいと思う方もいるでしょう。そのため、成婚料が必要なところは入会のハードルが上がります。
また、成婚料が必要なところは仲人型が多く、仲人やアドバイザーを通じて相手と出会います。仲人型の場合、入会に審査があったり、年収証明書や独身証明書の提出を求められたりするところがほとんどです。この点でも入会へのハードルが高いといえます。
しかし、金額が高くなったり、公的な書類を準備する手間がかかったりする分、結婚相手を真剣に探している人が集まりやすいのが特徴です。
真剣に結婚したいと思っている人が多いと、交際相手が見つかってから結婚するまでの流れが速い傾向にあります。
一方で、成婚料が不要なところはデータマッチング型のところが多く、登録されたプロフィールや条件をもとにシステムを通じて相手と出会います。
データマッチング型の場合、自分で積極的に活動していく必要があり、なかには入会したものの消極的な活動になってしまい、結婚への真剣度が低くなってしまった人もいます。
自分は真剣に結婚相手を探していても、出会った相手があまり真剣に結婚したいと思っていなければ、交際に至っても結婚まで結びつかない可能性もあります。
サポートが手厚い
成婚料が必要なところは仲人型のところが多く、会員が相手を見つけるためのサポートが手厚いのが特徴です。
成婚料が必要なところは会員が退会することが利益につながるため、会員が少しでも早く相手を見つけられるようにさまざまな手厚いサポートをしてくれます。
専任のアドバイザーがいるところや、24時間相談できるところもあります。プロの相談相手がどんな些細なことでも真剣に相談に乗ってくれるので、恋愛経験があまりない人や、恋愛からしばらく遠ざかっていた人も安心して相手探しを進められるでしょう。
また、プロポーズが成功するまでサポートしてくれるところもあります。サポートが手厚いとさまざまな話をするためアドバイザーとの距離も縮みやすく、自分の性格や相手に求めることを理解してくれ、自分に合う人を紹介してもらいやすいのも特徴です。
カウンセラーの育成にも力を入れている
成婚料が必要な結婚相談所では、会員の成婚を最終目標として、アドバイザーのスキル向上や育成にも力を入れています。成婚が収益に直結するため、アドバイザーは単なる紹介にとどまらず、会員一人ひとりに寄り添ったサポートを行います。
具体的には、交際中のアドバイスやメンタルサポート、マナー指導など、さまざまなサポートを提供します。そのため、カウンセラーを育てるために、定期的な研修や勉強会が開催され、最新の婚活事情を学びながらスキルを磨いています。これにより、質の高いサポートが可能となります。
また、婚活サポートのための専門スキルである「婚活カウンセラー資格」や、消費者が安心して利用できる結婚相談所であると一目でわかる「マル適マーク」を取得している相談所もあります。これらの質の高いサポートは、成婚料に含まれていると考えましょう。
費用が高くなる
入会するにあたって成婚料が必要となると、その分費用も高くなります。結婚相談所で活動するうえで主にかかる費用は、入会金や月会費と成婚料です。
また、結婚が決まると、新居への引っ越し費用や、新生活に必要なものを用意する費用、カップルによっては披露宴や新婚旅行の費用などがかかり出費が増えます。そのため、結婚が決まったタイミングで成婚料がかかるのは痛手に感じるかもしれません。
しかし、成婚料が必要なところは、会員が少しでも早く相手を見つけるためにサポートが充実しています。入会から退会までの期間が短くなる傾向があるため、月会費が抑えられ、結果として成婚料が不要なところに比べてトータル費用が安くなることもあります。
ハッピーカムカムでは、お気軽に結婚相談所を体感いただける料金システムときめ細やかなサポートで成婚のお手伝いをいたします。費用感をまとめているので、以下のページをご覧ください。
成婚料がかからない結婚相談所の特徴
成婚料がかからないところはデータマッチング型が多く、3つの特徴があります。それぞれの特徴について詳しくみていきましょう。
気軽にできる
成婚料が不要なところは費用が抑えられるため、気軽に利用できるというメリットがあります。そして、早く結婚相手が見つかれば相手探しにかかる費用が比較的安く済みます。
ただし、気軽に利用できる分そこまで結婚に真剣でない人も利用している可能性があります。せっかく相談所を利用して出会ったのに、なかなか結婚に辿り着けないケースも少なくありません。
また、気軽に自分のペースで相手探しができますが、サポートが不十分な場合やサポートを受けるのに別途費用がかかるところもあります。
恋愛経験があまりない人や、長く恋愛から遠ざかっていた人、恋愛で辛い目にあったことがありなかなか自分からアプローチできない人は、登録してもまったく進展がない場合もあるでしょう。
婚活期間が長くなる可能性がある
成婚料が不要なところはデータマッチング型が多く、マッチングアプリと似た機能を使って、自動でマッチングした人を紹介してくれたり、会員が条件を入れて検索して自分で申し込みを行ったりします。
マッチングアプリと比べると金額が高くなる分、結婚に対する真剣度が高い人が利用していますが、成婚料が必要なところと比べると真剣度が低い人が多い傾向があります。
そのため、出会いはあっても相手がそこまで結婚を望んでおらず、付き合い出しても結婚の話が進まないケースもあるでしょう。
相手探しが長引くと月会費を支払い続ける必要があるため、トータルの費用が高くなり結果として成婚料が必要なところよりも費用がかかってしまう可能性があり、注意が必要です。
サポートが最後まで受けられない
成婚料が不要なところは結婚に結びつくよりも相手探しの活動に重きをおいているため、会員が結びつく相手を見つけるためのサポートをあまりしてくれません。また、スタッフのサポートや相談をするのに別途費用がかかるところもあります。
仲人型であれば、交際成立して付き合い出した後も相談に乗ってくれてサポートを続けてくれるため、カップルが一定期間交際を続けていると、真剣交際に進むようにアドバイスをしてくれます。
交際成立は基本的にどちらかが交際を希望し相手が承諾した状態を指し、真剣交際は基本的に結婚を前提としてお付き合いを開始する状態を指します。
真剣交際を開始すると、どのタイミングでプロポーズするかの相談にも乗ってくれるので、交際をスタートさせてから結婚するまでが早い傾向があります。
しかし、成婚料が不要なデータマッチング型の場合は、真剣交際が成立した男女がともに退会した時点で成婚になることが多く、そのあとのサポートはないところも少なくありません。
そのため、相談所で出会って成婚退会したものの、結婚に至らずに別れてしまうケースもあります。
成婚料の有無はどちらがおすすめ?
結婚相談所には「成婚料がある場合」と「成婚料がない場合」がありますが、それぞれどんな人に向いているのでしょうか。ここでは、それぞれの特徴とおすすめの人について詳しく解説します。
成婚料ありの結婚相談所がおすすめの人
成婚料ありの結婚相談所には、手厚いサポートを受けつつ確実に成婚を目指したい人がおすすめです。
成婚料が発生する相談所は、会員の結婚をゴールとしているため、アドバイザーが真剣にサポートしてくれる点が特徴です。婚活が初めてで何から始めればよいかわからない人や、異性とのコミュニケーションが苦手な人にとって、プロのアドバイスを受けられるのは大きなメリットです。
また、交際の進め方やプロポーズのタイミングまで細かく相談できるため、効率的に婚活を進めたい人にも適しています。さらに、結婚への真剣度が高い人が多く集まる傾向があり、短期間での成婚を目指す人にも向いています。
成婚料を支払うことで、アドバイザーによる質の高いサポートを受けられるため、一人で婚活を進めるのに不安がある人にもおすすめです。
成婚料なしの結婚相談所がおすすめの人
成婚料なしの結婚相談所は、費用を抑えたい人や自主的に婚活を進められる人におすすめです。
成婚料がかからないため、結婚に向けた資金計画が立てやすく、成婚したときの金額的負担を軽減できます。また、こうした相談所はデータマッチング型が多く、カウンセラーのサポートが少ないため、自分で積極的に活動できる人に向いています。
短期間で成婚を目指す人にも適しており、スムーズに婚活を進められれば、月会費の総額を抑えることが可能です。ただし、成婚料がない分、初期費用や月会費が高めに設定されている場合がある点には注意が必要です。
また、カウンセラーのサポートが限定的なため、婚活が長期化するリスクも考慮する必要があります。長い目で見て、かかりそうな費用のシミュレーションや、自分のモチベーションをどう保ち続けるかの自己管理能力が問われるところでもあります。
自分の婚活スタイルやサポートの必要性をしっかりと見極め、最適な結婚相談所を選ぶようにしましょう。
成婚料に関わるトラブル
成婚料は婚姻届を提出したあとに支払うわけではなく、結婚したいと思う相手と出会って結婚相談所を退会する時点で支払います。そのため、成婚料を支払ったあとにトラブルが発生することもあります。
成婚料に関わるトラブルや、トラブルに巻き込まれないための注意点について詳しくみていきましょう。
成婚料は基本的に返金されない
成婚料は婚姻が成立した時点で払うわけではなく、あくまで結婚したい相手と出会えて結婚相談所を退会するときに支払います。結婚するつもりで成婚退会し、その後に別れてしまった場合、成婚料は原則返金されません。
また、何をもって成婚とするのかの定義は結婚相談所によって異なります。自分が結婚を決めていなくても、結婚相談所が成婚したと認定する行為をした時点で成婚料を請求されることがあります。
トラブルに発展させないためにも、入会時には事前に成婚の定義を確認するようにしましょう。
相手と連絡が取れなくなった
成婚料を支払って退会したあとに、相手と連絡が取れなくなった場合は、詐欺の可能性があります。
相手が詐欺をしているだけでなく結婚相談所自体が詐欺の主犯であった場合、サクラとして相手を紹介しているかもしれません。不審に感じたときは、国民生活センターに相談しましょう。
入会前の確認が大切
成婚料に関してだけでなく、結婚相談所を利用するうえでトラブルを避けるには、入会前の確認が大切です。何にお金がかかるのか、どんなサポートをどこまでしてもらえるのか、入会前にしっかり確認しておきましょう。
とくに成婚の定義は相談所によって異なりますので、自分が成婚したと思っていないのに成婚料を請求されることがないよう確認が必要です。
入会前に無料相談を行っている結婚相談所もあります。入会を検討されている人は、無料相談で料金体系や成婚の定め、サポート内容を確認してから入会するかどうか決めましょう。
自分に合った相手と、1日でも早く出会って結婚したい人はワンランク上の結婚相談所「ハッピーカムカム」の無料相談をご利用ください。
ハッピーカムカムの無料相談はじっくり相談できるうえ、その場で契約する必要はなく、しっかり検討し入会するかどうか決められますので、まずは気軽にご相談ください。
結婚相談所の成婚料に関するQ&A
成婚料についての知識が深まったところで、最後によくある質問について紹介します。
支払わないとバレるの?
結婚相談所の成婚料を支払わずに済ませようとする行為は、ほぼ確実に発覚します。
カウンセラーは多くの会員をサポートしてきた経験があり、言動や状況の変化に敏感です。たとえば、交際が順調だったのに突然退会を申し出たり、交際相手も同時期に退会したりすると、不自然な動きとして察知されます。
さらに、成婚料の未払いは契約違反にあたり、最悪の場合、詐欺罪に問われるリスクもあります。契約書には成婚料に関する条項が明記されており、支払いを逃れることは法的にも認められません。
結婚相談所は会員の成婚を目指してサポートを提供しており、その対価として成婚料が設定されています。正当な料金を支払うことで、相談所との信頼関係が保たれ、円満な退会ができるのです。契約違反だけでなく、マナー違反にもなることを理解しておきましょう。
踏み倒すとどうなるの?
結婚相談所の成婚料を踏み倒す行為は契約違反にあたり、場合によっては詐欺罪に問われる可能性があります。
成婚料については、入会時の契約書に明記されているため、支払いを逃れることは法的リスクをともないます。これを無視すると、結婚相談所との信頼関係が損なわれ、最悪の場合、法的措置を取られることもあります。
円満に退会するためにも、契約内容を守り、正当に成婚料を支払うことが大切です。
成婚料は高いほどよいの?
結婚相談所の成婚料の相場は、5〜30万円程度が相場とされています。しかし、成婚料が高いほど必ずしもサービスの質が高いとは限りません。重要なのは、料金とサービス内容のバランスです。
成婚料が高すぎると費用の負担が大きくなり、継続が難しくなることもあります。一方で、成婚料が安すぎる、または無料の場合は、入会金や月会費が高めに設定されているケースもあります。
また、成婚料がない結婚相談所では、収益の柱が別にあるため、成婚に向けたサポートが手薄になる可能性もあるでしょう。そのため、単に料金の高さだけで判断せず、サービス内容と料金のバランスが取れた相談所を選ぶことが大切です。
まとめ
成婚料は結婚相談所によって、成婚の定義や成婚料の有無が異なります。そのため、結婚相談所に入会を検討されている方は、契約する前に料金体系や、サポートの内容、成婚の定義をしっかり確認しましょう。
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